センター長挨拶

 情報基盤センターは2022年度の改組により情報基盤機構から情報統括本部の傘下となりました。従来はPC演習室の管理運営を主な業務としていましたが、2019年度から始まったBYODにより、その役割をネットワーク環境の維持、セキュリティ対策、Microsoft 365に代表されるサービスプラットフォームの管理運営に移行しつつあります。大きく役割が変化する中においても、最新技術の導入や最適な教育環境を提供できるように情報収集や設備の維持・運営に努めています。情報基盤センターの教職員は次に述べるICT利活用教育研究基盤運用室およびネットワークセキュリティ基盤運用室の室員として業務に携わっています。

 ICT利活用教育研究基盤運用室ではMicrosoft 365を用いたメールサービスだけではなく、今後のDX推進のためのTeams運用や全学統合ID認証基盤、学習教育センターと連携したeラーニング環境やBYODにおける授業環境構築、九州大学の大型計算機利用支援といった、利用者に近いサービスの支援を行っています。

 ネットワークセキュリティ基盤運用室では、全学のwifi環境およびVPN接続環境、100GbEの超高速LAN環境の整備および維持・運営を行っております。また、情報インシデント発生時におけるデジタルフォレンジックやファイアーウォールのログ分析を行っており、本学におけるCSIRT業務の中核部署となっています。さらに平成27年から続けている教職員向けの標的型メール訓練も実施しており、教職員に向けて持続的なセキュリティ対策を進めています。

 情報基盤センターでは常に時代の最先端の技術を導入したICT利活用基盤やネットワーク環境整備を行っています。

 情報化社会がますます進化する現代において、個別最適ではなく全体最適を常に意識した基盤の安定運用を目指します。

2023年4月1日

九州工業大学
情報基盤センター長
中村 豊